前提として看護師資格が必要
保健師になるには、保健師養成課程のある養成学校で学んだ後、保健師国家試験に合格しなければなりません。
しかし、保健師資格を取得するには、前提として看護師の国家資格に合格している必要があります。
看護師資格を持っていない状態では、保健師国家試験を受けることができない点は理解しておきましょう。
保健師資格そのものが、看護師になることを前提としているので勘違いしてはいけません。
基本的にはまず看護師資格を取得したうえで、保健師の養成課程で学びます。
ですが、大学や専門学校においては、統合カリキュラムを設けているところも多く、同時にダブル受験を行うことも可能です。
保健師国家試験を受けるために、看護師資格の取得を条件と定めていることから、看護師の上位資格とも捉えられるでしょう。
健康増進のためのサポートは、乳児から高齢者まで幅広く行います。
また、認知症高齢者の家庭や虐待の疑いがある家庭への訪問や相談など、社会全体が仕事の対象です。
そのため、保健師の役割は非常に大きなものと言えるでしょう。
同じ保健師でも、職場によってはよりハードな仕事内容を抱える可能性もあります。
就職後に失敗したと思うことのないよう、しっかりと理解しておくと安心でしょう。
心身ともに健やかな生活を送っていくにはどうしたら良いのかを考えることは、時に病気や怪我の治療などに寄り添うよりも大変です。
そこで保健師としての心構えを意識しておくことが、とても重要になってきます。